Final Cut Pro 6 - オーディオフィルタについて

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オーディオフィルタについて

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オーディオフィルタの概要

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オーディオフィルタの操作

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他社製

Audio Units

フィルタをインストールする

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ページ)

オーディオフィルタについて

オーディオのミキシングと処理の目標は、耳障りではなく現実的な音場環境を作ることです。

オーディオフィルタで、耳障りな周波数を取り除き、大きな音を下げ、また音場にアンビエンス

を加えることができます。一般的に、フィルタは元の録音になかったものを加えるのではなく、

ミックスに存在する成分を削る使いかたのほうが、はるかに適しています。音の作用とフィルタ

の影響に精通しているオーディオエンジニアは、いくつかのイコライザとコンプレッションフィ

ルタのみで、すばらしい結果を生み出すことができます。

Final

Cut

Pro

」には、イコライゼーション、コンプレッション、エキスパンション、リバーブ

の追加、ボーカルのクリーニング、ノイズ除去に使用できるオーディオフィルタのセットが用意

されています。「

Final

Cut

Pro

」では、

Mac

OS

X Audio Units

プラグイン形式が使用されてい

ます。

オーディオフィルタのパラメータはリアルタイムで調整できるので、クリップ再生中にフィルタ

の設定を変えることも可能です。「オーディオミキサ」の「オーディオキーフレームを記録」ボ

タンが選択されているときは、オーディオフィルタのパラメータに対して行われた変更はすべて

キーフレームとして「

Final

Cut

Pro

」で記録されます。このキーフレームは、調整中のパラメー

タのキーフレームグラフとして、「ビューア」内の当該クリップの「フィルタ」タブに表示され

ます。詳細については、

172

ページの「

キーフレームを使ってオーディオフィルタパラメータを

自動化する

」を参照してください。

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Part I

オーディオミキシング