Final Cut Pro 6 - テープの先頭にカラバーと基準トーンを出力する

background image

テープの先頭にカラバーと基準トーンを出力する

作品をテープに出力してダビングする場合、あるいは放送局に渡す場合は、通常、テープの先頭

1 kHz

の基準トーンを記録します。正しく設定すると、このトーンのレベルはオーディオミッ

クスの平均レベルを示すようになっています。このトーンを有効にするには、ミックスの平均レ

ベルがトーンのレベルと一致するようにオーディオをミックスする必要があります。その理由は

以下の通りです:

Â

テープをダビングする場合: 大部分のテープ複製業者では、マスターテープをコピーする際に

テープの先頭の基準トーンを使用してオーディオ録音レベルを設定します。このトーンと比較

して、平均ミックスレベルが小さすぎる、または大きすぎる場合は、コピーの音声が低すぎた

り歪んだりします。

Â

作品を放送局に渡す場合: ほとんどの放送局では、放送するものに対して非常に厳しい条件を

付けています。作品のオーディオレベルが高すぎたり、低すぎたりすると、放送局のエンジニ

アからクレームをつけられる可能性があります。最悪の場合は、放送に適さないということで

テープが突き返されることもあります。その場合は、適正なレベルで録音された新しい作品を

送る必要があります。