Final Cut Pro 6 - 例:キーフレームを使用してパンを調整する

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例:キーフレームを使用してパンを調整する

レベルを変更するときと同じように、キーフレームを設定してパンをダイナミックに変更するこ

とができます。ある時間にわたってパンやスプレッドを変化させるには、少なくとも

2

つのキー

フレームが必要です。

時間の経過と共にパンを変化させる手法は、多くの場合、車が左から右に移動するようなステレ

オ効果を付加するときやステレオ音の一方のチャンネルに特定の効果音を入れるときに利用さ

れます。編集したシーケンスで車のサウンドエフェクトを左から右にズームして、画面上の車の

動きに一致させるには、以下の手順を実行します。

キーフレームを使ってダイナミックなステレオパンを設定するには:

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「ビューア」で車のサウンドエフェクトを開き、細部が見られるようにします。

2

「ビューア」の再生ヘッドを波形の先頭の車のサウンドエフェクトが始まる直前に移動し、パン

キーフレームボタンをクリックしてキーフレームを設定します。

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Part I

オーディオミキシング

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パンスライダを左いっぱいにドラッグして、再生が始まるときに音が左スピーカーから出力され

るようにします。

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次に、再生ヘッドを車のサウンドエフェクトが終わる位置に移動します。

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6

ビューアとタイムラインでオーディオをミキシングする

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IIII

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パンスライダを右いっぱいにドラッグして、再生が終わるときに音が右スピーカーから出力され

るようにします。このクリップにはすでにキーフレームが設定されているので、クリップの別の

位置でパンスライダをドラッグすれば、新しいキーフレームが自動的に作成されます。

クリップを再生すると、車の音が左から右へ動くのが聞こえます。

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