Final Cut Pro 6 - フィルタのさまざまな使いかた

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フィルタのさまざまな使いかた

217

ページ)

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クリップにフィルタを適用する

218

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クリップに複数のフィルタを適用する

222

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フィルタのパラメータを表示する/調整する

223

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「タイムライン」でフィルタバーを表示する

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フィルタを有効化する/再編成する

231

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クリップのフィルタをコピーする/ペーストする

231

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クリップからフィルタを削除する

232

ページ)

フィルタのさまざまな使いかた

フィルタを使用して、さまざまな方法でクリップを変更したり引き立たせたりできます。たとえ

ば、以下の操作を行うことができます:

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クリップの画質を調節する: 色、ブライトネス、コントラスト、サチュレーション、シャープ

ネスなど、クリップの特定品質を調整するには、色補正フィルタを使用します。これらのフィ

ルタを使うと、撮影後にクリップのカラーバランスや露光を調整して、露光の誤りを補正でき

ます。編集済みシーケンスでクリップを微調整して、確実に、シーンにあるクリップすべての

色と露光を可能な限り一致させることができます。また、色補正フィルタを使ってプロジェク

トのクリップを様式化し、色や露光を操作して特殊エフェクトを作成することもできます。詳

細については、

545

ページの第

27

章「

色補正

」を参照してください。

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ビジュアルエフェクトを作成する: 「波紋」フィルタや「魚眼」フィルタなどの特定フィルタ

では、派手なビジュアルエフェクトを作成できます。これらのフィルタを適用して組み合わ

せ、シミュレートされた

3D

空間でクリップを回転させることをはじめ、「キャンバス」でク

リップのイメージのブラー、波紋、フリップまで広範囲に、いろいろなエフェクトを作成する

ことができます。

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218

Part II

エフェクト

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透明エフェクトの作成と操作: クリップのアルファチャンネル情報の作成と操作をプロジェク

トで行うには、

「クロマキー」や「ガベージマット」などのフィルタを使用します。キーフィル

タでは、イメージの青、緑、白、または黒の領域に基づいてアルファチャンネルを作成します。

「ワイドスクリーン」フィルタや「ソフトエッジ」フィルタなど、そのほかのフィルタでは、

キークリップで透明領域をさらに操作し、透明領域の拡張、収縮、ぼかしを行い、エフェクト

を微調整できます。

「マスク(図形)」フィルタや「合成演算」フィルタなどのフィルタでは、

単純な幾何図形に基づいて新しいアルファチャンネルが生成されたり、あるクリップから別の

クリップにアルファチャンネルがコピーされたりします。詳細については、

421

ページの

20

章「

キーイング、マット、およびマスク

」を参照してください。

Final

Cut

Pro

」には、さまざまなビデオフィルタが組み込まれており、複数のカテゴリにグルー

プ化されています。詳細については、

241

ページの「

Final

Cut

Pro

」で使用できるビデオフィ

ルタ

」を参照してください。

付属していない特定のエフェクトを使用したい場合は、他社製のフィルタも使用できます。

FXScript

」というエフェクト言語を使用して独自のフィルタを作成したり、既存のフィルタを

変 更 した り も で きま す。詳 細に つ い て は、

http://developer.apple.com/documentation/

AppleApplications

にアクセスしてください(英語での提供となります)。

Final

Cut

Pro

」の大半のパラメータと同様、フィルタのパラメータにキーフレームを設定して、

時間の経過に伴ってクリップのエフェクトを変化させることができます。キーフレームフィルタ

は、キーフレームモーション設定と同様に動作します。詳細については、

287

ページの第

15

キーフレーム設定されたエフェクトのパラメータを調整する

」を参照してください。