Final Cut Pro 6 - 「ビューア」の「フィルタ」タブのコントロール

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「ビューア」の「フィルタ」タブのコントロール

Final

Cut

Pro

」には、フィルタの操作に使用できる、さまざまなコントロールがあります。そ

れぞれのフィルタには、独自のパラメータとコントロールがありますが、すべてのフィルタには、

共通のコントロールがあります。

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フィルタカテゴリバー: ビデオフィルタがリストされてからオーディオフィルタがリストさ

れます。

(これは、ビデオ項目とオーディオ項目の両方を含むクリップ用です。)ビデオフィル

タカテゴリバーまたはオーディオフィルタカテゴリバーをクリックして、該当カテゴリ内のす

べてのフィルタを選択します。

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名前バー: フィルタにはそれぞれ名前バーがあり、このバーには開閉用の三角ボタン、有効/

無効のチェックボックス、フィルタ名が表示されます。名前を上下にドラッグし、リストでの

フィルタの位置を変更します。

(フィルタのコントロールが隠れている場合は、これが簡単な

方法です。

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「リセット」ボタン: 名前バーの「ナビ」列にあります。クリックすると、対応する(複数の)

パラメータのキーフレームがすべて削除され、これらのパラメータはデフォルト値にリセット

されます。

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キーフレームの表示/非表示ポップアップメニュー: このポップアップメニューは名前バー

の「ナビ」列にあります。このポップアップメニューでは、キーフレームグラフ領域でキーフ

レームが表示されている(または非表示になっている)パラメータを選択できます。

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有効/無効チェックボックス: 選択してフィルタを有効にするか、選択を解除して無効にしま

す。このチェックボックスを選択していない場合、フィルタの適用やレンダリングは行われま

せん。

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三角形の情報表示ボタン: クリックすると、フィルタのすべてのコントロールの表示と非表示

を切り替えることができます。

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パラメータコントロール: 各フィルタには、専用のパラメータコントロールがあります。

フィルタカテゴリバー

再生ヘッドの

位置フィールド

「エッジ検出」フィルタの

名前バー

「残像」フィルタの

パラメータコントロール

有効/無効

チェックボックス

三角形の情報表示ボタン

キーフレームボタン

キーフレームグラフ領域

「リセット」ボタン

キーフレームの表示/非表示

ポップアップメニュー

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12

ビデオフィルタを使う

225

IIIIIIII

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再生ヘッドの位置フィールド: このフィールドには、キーフレームグラフ上の再生ヘッドの位

置が表示されます。新しいタイムコード値を入力すると、再生ヘッドはその時間に移動します。

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キーフレームボタン: クリックすると、キーフレームグラフにある再生ヘッドの位置に対応す

るパラメータにキーフレームを配置し、エフェクトをダイナミックに変化させる準備ができ

ます。

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キーフレーム移動ボタン: 対応するオーバーレイで、あるキーフレームから前か後ろの次の

キーフレームに、再生ヘッドを移動するために使用します。

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キーフレームグラフ領域: キーフレームグラフには、現在「ビューア」に表示されているパラ

メータに関連付けられているすべてのキーフレームと補間された値が表示されます。

キーフレーム移動ボタン

キーフレームボタン

キーフレームグラフルーラ

キーフレームグラフ領域

フィルタ開始ポイントと

終了ポイント

使われていないクリップの

セクション

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226

Part II

エフェクト

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キーフレームグラフルーラ: キーフレームグラフには、クリップの継続時間またはシーケンス

でのクリップの位置に対応したルーラがあります:

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「ブラウザ」からクリップを開いた場合: キーフレームグラフルーラには、クリップ自体の

継続時間が表示されます。

「ビューア」の再生ヘッドは、

「タイムライン」または「キャンバ

ス」の再生ヘッドとは関係なく動きます。

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「タイムライン」のシーケンスからクリップを開いた場合: キーフレームグラフルーラには、

「タイムライン」のクリップが組み込まれている部分が表示されます。

「ビューア」の再生

ヘッドは「タイムライン」と「キャンバス」の再生ヘッドにロックされます。

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フィルタ開始ポイントと終了ポイント: フィルタをクリップの一部に適用する場合、フィルタ

の開始ポイントと終了ポイントがクリップのキーフレームグラフ領域に表示されます。

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現在使用されていないクリップのセクション: 「ビューア」の「フィルタ」タブでは、クリッ

プのイン点とアウト点で指定された継続時間の外側にあるクリップのフレームは、使用中ク

リップの部分よりも濃い灰色で表示されます。これにより、どこにキーフレームを適用すれば

よいかが分かりやすくなります。

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ズームコントロール: このコントロールを使用して、キーフレームグラフ領域でルーラによっ

て表示される継続時間上でズームインおよびズームアウトを行うことができ、操作に従って

キーフレームグラフのルーラを縮小/拡大します。この結果、ズームインやズームアウトを行

う間も、キーフレームグラフの可視領域は中心にとどまります。詳細については、

300

ページ

の「

キーフレームグラフ領域にズームインする

」を参照してください。

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ズームスライダ: このスライダのどちらかのツマミをドラッグして、キーフレームグラフルー

ラによって表示される継続時間のズームインとズームアウトを行うことができ、両方のツマミ

は調整されて、キーフレームグラフの可視領域は中央に残ります。

Shift

キーを押した状態で

どちらかのツマミをドラッグすると、キーフレームグラフのズームインかズームアウトが行わ

れ、反対側のツマミはロックされて、キーフレームグラフの可視領域は、ドラッグ方向に移動

します。詳細については、

300

ページの「

キーフレームグラフ領域にズームインする

」を参照

してください。